プロジェクト発足の謎解き研修|担当と連絡を決める

プロジェクト発足の謎解き研修|担当と連絡を決めるプロジェクト発足の謎解き研修|担当と連絡を決める
最初に押さえたいポイント

プロジェクト発足時の謎解き研修は、共同体験を振り返り、新しいチームの担当・連絡先・未確定事項を確かめる企画です。イマーシブ脱出ゲームで一緒に探索や謎解きを楽しみ、終了後に会社側が仕事の進め方を話し合います。ここでは、キックオフ研修の担当者が使える開始票の空欄版と架空の記入例、会話例、施設への問い合わせ方法を紹介します。

カバー画像はAI生成によるイメージです。実際の店舗や企業研修の実施風景を撮影したものではありません。

新しいプロジェクトで、誰に何を相談するかを残す

初めて一緒に仕事をするチームでは、自己紹介をしても「どこまで自分で進めてよいか」「迷ったら誰に聞くか」が分からないことがあります。プロジェクト開始の研修では、親睦に加えて、仕事を始めるために確かめたい項目を選びましょう。

例えば、企画をまとめる人は決まっているのに、他部署への確認を誰がするか決まっていない場合です。研修後に残すものを「チームワークの感想」だけにせず、担当者と相談相手、連絡方法、回答を待っている事項が分かる開始票にします。体験で気づいた関わり方を、具体的な仕事へ移すための記録です。

新年度の方針を共有する全社イベントと、特定の案件を始める研修では、終了後に必要な記録が違います。本記事は後者を扱います。新方針を社内へ伝える企画はキックオフの謎解き企画で目的を決める記事、部門ごとの用語の違いを扱う場合は部門交流の謎解き研修も参照してください。

物語の中で協力した場面を、役割の相談へつなげる

作品の候補には、「始源の魔法院」があります。公式紹介には、魔杖が属性や種類によって異なる能力を持ち、役割や戦略に応じた分配を工夫する内容が記載されています。こうした役割のある共同体験を、参加者同士が話すきっかけとして検討できます。

体験後には「自分ができることをどう伝えたか」「助けが必要なとき、誰に声を掛けたか」を尋ねる案が考えられます。これは会社側で行う振り返りの提案です。作品がプロジェクト管理の技法を教えたり、社員の適性を診断したりするという説明ではありません。

公演中は作品の案内に従って楽しみ、研修のために進行を止めたり、業務上の決裁役を演じ続けたりする必要はありません。実際の担当や権限は、終了後の社内の話し合いで確認します。希望する作品と参加人数が合うかを確かめてから、会社側の対話を組み合わせましょう。

キックオフ研修でのイマーシブ脱出ゲーム利用を相談する

目的・担当・連絡・未確定事項を開始票に記入する

次の表を社内資料へ転記し、体験前に分かる範囲だけ記入します。空欄を埋めること自体を急がず、まだ決められないことは、確認する人と時期を残します。実案件の顧客情報や機密資料を施設へ持ち込む必要はありません。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます プロジェクト開始票の空欄版

項目話し合う内容自社の記入欄
目的と成果物何のために、何をつくる・確かめるか目的:__/最初の成果物:__
今回の担当範囲誰が作業し、誰の協力が必要か作業担当:__/協力・相談相手:__
判断と承認担当者が決められることと、確認が必要なこと担当内で決める範囲:__/承認先:__
連絡方法通常の相談先と、急ぐ場合の連絡先通常:__/急ぎの場合:__
未確定事項分からないことを誰が、いつまでに確かめるか事項:__/確認担当:__/期限:__
不在時の扱い相談相手が不在なら、どこへ連絡するか代わりの相談先:__/保留する判断:__
記録と見直し決まった内容をどこに置き、いつ更新するか記録先:__/更新担当:__/見直す日:__

記入するのは、参加者だけで決めてよい事項と、権限を持つ人に確認する事項の両方です。研修の場に決裁者がいない場合は「確認待ち」とし、参加者の合意だけで正式な権限や業務手順を変更しないようにします。

架空の社内資料整理プロジェクトで記入を試す

以下は、社内資料を探しやすくするプロジェクトの架空例です。実在する会社の実績や、施設が提供する研修内容ではありません。人物は役割を区別するためにA〜Dで表しています。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 開始票の記入例:社内資料の保管場所を整理する場合

項目記入した内容
目的と成果物資料を探す際の迷いを減らすため、保管場所の一覧案をつくり、利用部署に確かめてもらう
今回の担当範囲資料担当Aが一覧案を作成。利用部署Bが探し方を確認。進行担当Cが確認依頼をまとめる
判断と承認一覧案の項目はAが提案。正式な保管場所の変更は責任者Dへ確認し、承認前に移動しない
連絡方法通常の相談は社内の案件用連絡先へ。日程への影響がある未回答事項はCに伝え、連絡方法を相談する
未確定事項一覧に含める資料の範囲が未定。Aが関係部署へ確認し、次回定例で回答と未回答を分けて共有する
不在時の扱いAが不在ならCが相談を受ける。Cは質問を記録し、保管場所を変える判断は代行しない
記録と見直しCが社内の共有資料に開始票を保存。次回定例で未回答事項を確認し、担当と期限を更新する

この例では、作業を進める人と正式な変更を承認する人を分けています。「Cに連絡すればよい」だけでは、Cが何を決めてよいか分かりません。相談を受ける役割と判断できる範囲を同じ表へ書くと、発足後に確認すべき点を見つけられます。

「誰かが連絡するはず」を具体的な担当へ変える会話

次は、体験後の振り返りから業務の開始票へ移るための創作会話です。実際の公演内のやり取りを再現したものではありません。

参加者A:「私は、気づいたことを近くの人に伝えたので、ほかの人にも届いていると思っていました」

参加者B:「私は聞いていませんでした。誰かがまとめて伝えてくれると思っていました」

進行役:「仕事でも同じように担当が曖昧な連絡はありますか。今回の一覧案を、利用部署へ送る人は決まっていますか」

参加者C:「私が送ります。回答期限を添え、返事が来た部署と未回答の部署を次回定例で共有します」

この会話では、伝わらなかった原因を個人の能力と決めつけず、連絡を担当する人と確認方法を決め直しています。意見を比べて採用案を決める手順まで扱う場合は、意思決定を振り返る謎解き研修も参照できます。

体験前の目的共有から、最初の定例までを予定する

体験前に会社側が伝える目的は、「自分から相談した場面と、相手から助けてもらった場面を後で話しましょう」程度に絞ります。ゲームの成否を人事評価に結び付けず、体験中に自分が覚えている出来事を材料にすると案内してください。

体験後は、会社側が用意した場所で各自の場面を聞き、開始票のどの項目に関係するかを一緒に考えます。撮影・録音や研修担当者の見学を前提にせず、作品の謎や答えも記録しません。覚えていないことは推測で埋めず、これからの仕事で確かめる事項にします。

  • 最初の依頼で試す:依頼する目的、担当者、回答が必要な時期を添えて送る。
  • 受け手が確かめる:自分が作業する依頼か、意見を返す相談かを確認する。
  • 次回定例で見直す:返答がなかった項目や、担当が重なった項目を開始票へ戻す。

一度の共同体験でプロジェクト運営が改善したとは判断できません。最初の仕事で試した行動と、残った迷いを確認し、連絡先や担当範囲を更新します。振り返りを含む研修全体の組み方は、謎解き研修の設計と作品選びで詳しく扱っています。

課題の原因を確かめることが目的なら問題解決研修で仮説と検証を振り返る方法、社外の会議と体験を組み合わせたい場合はオフサイト研修の組み方も参照してください。企画の目的に合わせて、使う記入票や当日の進め方を選べます。

施設の体験枠と、会社側の話し合う時間を分けて確認する

共同体験に使える時間を決める際は、作品のプレイ時間に移動や社内の対話を含めないようにします。施設には受付から退出までの見込みを確認し、班が分かれる場合の待機も含めて予定を整えましょう。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます キックオフ研修の施設利用条件チェック表

項目社内で整理する希望施設へ確認すること
人数・参加方法総人数、同行者、班の案、社員だけで参加したいか作品ごとの定員、貸切等の条件、複数班の実施方法
日程・場所・時間候補日、希望エリア、移動を除いて体験に使える時間参加回、集合時刻、受付から退出までの見込み、待機方法
予算・予約予算目安、決裁日、社内の予約担当者料金、支払方法、人数・日時の変更条件
参加上の希望ホラーや暗所への希望、移動・動作に関する不安作品の演出と必要な動作、希望する配慮への対応可否
体験前後の研修目的説明と振り返りの担当、会社側で確保する場所講師や会議場所を希望する場合の提供可否

講師や会議室、複数班の同時受入れが体験予約に含まれると決めず、必要な支援は分けて問い合わせます。参加上の希望は本人と相談して必要な範囲を伝え、体験への参加方法が合わない場合の社内の交流機会も検討してください。

新チームで参加する目的を添えて、利用条件を問い合わせる

公式お問い合わせフォームの「テーマ予約関係」で、既存作品の社員利用を相談できます。以下は架空の記入例です。人数は受入可能人数を示すものではありません。会社名や候補日を置き換え、備考欄の500文字以内にまとめてください。

〇〇株式会社の企画部です。新しいプロジェクトの発足研修で、イマーシブ脱出ゲームの利用を検討しています。社員8名、班分けは未定です。目的は共同体験後に担当や相談の仕方を話し合うことです。希望日は〇月〇日午後または〇月〇日午前、新宿周辺を希望します。受付等を含め体験に使える時間は〇時間、予算は総額〇円です。「始源の魔法院」に関心があります。人数に合う作品、複数班の時間配分、社員だけで参加する条件、支払方法を教えてください。強いホラーは避けたいと考えています。振り返りは当社で別に行います。

作品が決まっていなくても、日程・人数・地域と、迷っている条件を分けて伝えます。施設の回答を受けて体験枠を決め、会社側の目的共有と振り返り、最初の定例までを研修計画につなげましょう。

キックオフ研修でのイマーシブ脱出ゲーム利用を相談する

プロジェクト発足の謎解き研修でよくある質問

発足する直前でも利用できますか?

施設の予約状況と社内の準備時間を確認します。空きがあると決めず、候補日を複数伝えてください。実施できる場合も、開始票で見つかった未確定事項を誰が確認するか決めてから、実際の仕事へ移ります。

ゲーム中の活躍をもとにリーダーを決めてもよいですか?

作品の成否や発言量を、そのまま業務能力や人事評価に置き換えないでください。担当や権限は業務上の役割と本人の状況を踏まえ、社内の手順で確認します。体験は相談や助け合いの場面を話す材料として使います。

実案件の課題をゲームの内容に組み込めますか?

紹介した作品は固有の物語を楽しむものです。自社の案件やルールが組み込まれているわけではありません。内容変更や独自制作を希望する場合は、既存作品の利用と分けて対応可否を問い合わせてください。

講師や振り返りの場所も含めて予約できますか?

本記事は、会社側が目的説明と対話を用意する案です。講師や会議場所の提供は確認していません。必要な場合は、作品・人数・日程の利用条件とは分けて希望を伝え、回答に合わせて手配を決めます。

公式参照先:始源の魔法院の作品紹介、IMGAME公式FAQ・問い合わせ窓口(2026年10月13日確認)。開始票、会話、進行は企業側で準備する研修の提案例です。