謎解き研修の設計|イマーシブ脱出ゲームの選び方

謎解き研修の設計|イマーシブ脱出ゲームの選び方謎解き研修の設計|イマーシブ脱出ゲームの選び方
最初に押さえたいポイント

謎解き研修は、協力して謎を解く体験を素材に、情報共有や相談の仕方を振り返る研修です。イマーシブ脱出ゲームを取り入れるなら、職場で試してほしい行動を一つ決め、目的に合う作品と参加条件を確認しましょう。社員研修・社員教育の企画には、目的の整理と体験後の振り返りが必要です。人数や希望地域が決まっていれば、作品を選ぶ前でも利用条件を照会できます。

表紙はAI生成イメージです。実在する研修や導入企業を撮影した写真ではありません。

イマーシブ脱出ゲームを、研修のどの場面に使うか

IMGAMEは、物語や空間を楽しむイマーシブ脱出ゲームを案内しています。研修の一部として検討する際には、「同じ体験をした後に何を話し合いたいか」から考えると、作品を選ぶ条件を整理できます。例えば、手掛かりを共有した時の伝え方や、分からない時に周囲へ相談した場面を振り返る企画です。

体験への参加と、職場で役立つ学びの整理は、それぞれ準備が必要です。業務知識を教えることが主目的なら、講義や業務演習も組み合わせます。脱出できたかどうかだけで、社員の能力や研修の成果を判定する設計にはしません。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 研修目的から、作品に確認したい条件を考える

扱いたい課題体験後に話すこと利用前に確認すること
情報共有・報連相何を見つけ、何を予想として伝えたか参加者同士で相談しながら進められる内容か
部署を越えた交流誰のどんな説明が理解の助けになったか人数に合う作品・参加回と、希望する組み分けが可能か
リーダーの支援行動困っている人へ、どのように声をかけたか途中の役割交代が作品の進行を妨げないか
新入社員・中途入社者の関係づくり質問しやすかった場面と、そのきっかけ初めての人が参加する際の説明・言語・演出上の条件

この表は作品の機能一覧ではなく、研修担当者が照会するための観点です。希望する行動を練習できる構造かは、各作品について確認します。作品を比較する前に条件を整理したい場合は、研修でのイマーシブ脱出ゲーム利用を相談するから、人数・希望地域・目的をお知らせください。

作品の特徴から、体験後に話す問いを選ぶ

例えば「エドリンへの詩―忘れられた記憶―」は、空間を探索し、手紙や小物などの手掛かりから物語を読み解く作品です。この特徴を踏まえ、「見つけたことを、どの順番で周囲に伝えたか」を体験後の問いにする案が考えられます。

「始源の魔法院」の公式紹介には、異なる能力の魔杖を、役割や戦略に応じて分配する仕掛けが記載されています。「担当をどう決めたか」「相手の役割をどう助けたか」といった問いを用意する候補になります。いずれも作品の特徴を基にした編集部の活用案で、研修専用プランや効果の実証を示したものではありません。

学習目標は、職場で試せる行動で書く

「コミュニケーションを良くする」だけでは、体験後に何を確認すればよいか決まりません。「引き継ぎで未確認事項が抜ける」という課題なら、「確認済みと未確認を分けて伝え、次の確認担当を相談する」と書きます。謎解きの最中に起きたことを、後でこの目標に照らして話し合います。

厚生労働省の学び・学び直し促進ガイドラインでは、学ぶ方向性や目標の共有、学習機会の確保、学んだことを実践する場などを扱っています。以下は、その考え方も参考にした編集上の設計例です。同資料が脱出ゲームの研修効果を実証しているという意味ではありません。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 社内の企画票に使う記入例(架空の企画)

項目記入例
対象と課題部署間で引き継ぐ担当者12人。引き継ぎ後に未確認事項が判明する
試す行動見聞きした事実と自分の予想を区別して伝える
作品選び希望地域で、相談しながら進められる作品を照会。人数に応じた参加回・組み分けは回答後に決める
振り返り予想を事実と思い込んだ場面はあったか。どの言葉で違いに気づいたか
職場での実践次の引き継ぎ1件で、未確認事項と次に確認する担当を明記する
実践の確認1週間後に試す機会の有無と、続けるために必要な支援を聞く

12人や1週間は説明のための仮定です。作品の定員や受入人数、効果が表れる期間を示したものではありません。目標づくりを詳しく整理する場合は、謎解き研修の学習目標を参照してください。

作品の所要時間を確認して、研修全体を組む

店舗で体験する場合は、受付から退出までの所要時間、集合時刻、参加できる回を先に確認します。研修の都合で作品を短縮できるとは限りません。複数回に分かれるなら、待機する人の過ごし方と、全員が振り返りへ合流する時刻も決めます。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 社外で体験する日の予定を組む順番

順番確認・準備すること時間を決める根拠
1. 体験枠作品、店舗、参加回、受付・退出、人数と組み分け施設から案内された参加条件と所要時間
2. 集合と移動集合場所、移動経路、遅れた場合の連絡方法実際の経路と受付締切。余裕は幹事が別途見込む
3. 事前説明今回の目的、参加上の相談先、体験後に話す問い社内で説明する範囲。作品のルール説明と混同しない
4. 振り返り話し合える場所、進行役、記入物、終了時刻問いの数と人数。会議室や店舗内の利用可否は個別確認

体験の終了直後に、その場を自由に研修会場として使えるとは限りません。別の場所で振り返る場合は移動も含めて計画します。天候を理由に選ぶ場合も、店舗までの移動や当日の交通状況は別に確認してください。

体験の運営と、研修の進行を分けて準備する

社内担当者は目的と対象者を決め、参加方法や職場で試す機会を整理します。施設には作品と人数の適合、参加できる回を照会します。演出や言語、予約条件も確認してください。振り返りの進行や講義を誰が担当するかは、予約とは別に決める事項です。

研修講師や独自教材が必要なら、希望として明記してください。出張開催や会議室の利用も、対応可否の確認が必要です。店舗の体験料金にこれらが含まれると考えて予算を組まず、回答された範囲を社内の企画書へ反映します。実際の作品や会場の条件は、IMGAMEの作品・店舗案内からも確認できます。

体験中の撮影や録音、外部の観察者の同席についても、施設のルールに従います。研修で使う記録は、許可なくゲーム内容を撮影して作るのではなく、終了後に参加者が覚えている行動を書き出す方法も選べます。業務能力の採点や、作品の答えを共有する資料にはしません。

体験後は一つの場面を、職場の行動へつなげる

振り返りでは「どの場面で、何を伝えたか」を先に聞きます。「まだ確認していないと言うと、別の人が確かめてくれた」という発言なら、どんな言い方が助けになったかを話し合います。感想と見聞きした事実が異なる場合は、両方を残します。

  • 体験中に助けになった言葉や行動は何だったか。
  • 職場のどの場面でも試せそうか。
  • いつ試し、誰に相談し、何を確かめるか。

「楽しかった」という感想、体験中にできたこと、職場で試せたことは分けて確認します。体験しただけでチームの問題が解決するとは限りません。記入項目は振り返りシート、確認方法は研修の成果指標の記事で詳しく扱っています。

謎解き研修でよくある質問

イマーシブ脱出ゲームの予約に研修講師も含まれますか?

通常の体験予約と、講義や振り返りの支援は分けて確認してください。必要な担当範囲を伝え、対応可否と費用の回答を得てから企画を確定します。

人数が多い場合、全員で同時に参加できますか?

作品ごとの定員、参加回、店舗の受入条件によります。参加人数と候補日を伝え、同時参加か複数回か、貸切を希望する場合の条件も照会してください。

脱出できなかった場合も研修として振り返れますか?

勝敗とは別に、情報の伝え方や相談した場面を話し合うことはできます。成功率や正解数を、社員の能力や人事評価へ直接結び付けない設計にします。

目的や予算が固まる前でも相談できますか?

分かっている人数・時期・地域と、迷っている点を分けて伝えます。未確定の項目は未定と書き、実施可否や条件を確認しながら社内の企画を具体化してください。

人数・希望地域・目的をそろえて、利用条件を相談する

IMGAMEでのイマーシブ脱出ゲーム利用を検討する方は、下の例を自社の条件へ置き換えてお問い合わせください。作品が未定なら、参加者が苦手な演出や使用言語など、選ぶ際に考慮したい条件も添えると相談内容を整理できます。

社員研修でイマーシブ脱出ゲームの利用を検討しています。対象:部署をまたぐ社員/人数:12人予定/候補日:○月○日・○日/希望地域:○○/目的:情報共有と相談の仕方を振り返る/予算:未定。作品ごとの参加人数、同時参加の可否、受付から退出までの所要時間、料金・予約条件を確認したいです。振り返りは社内で実施予定です。

これは問い合わせ備考欄へ記入するための架空例で、予約枠や団体プランを示すものではありません。研修でのイマーシブ脱出ゲーム利用を相談する

対象者に合わせて、新入社員・新人研修での活用、中途入社者のオンボーディングも参照できます。協力の進め方を考える場合は、脱出ゲームのチームビルディングへ進んでください。

研修設計とチームでの協力の進め方を読み分けたいときは、IMGAMEの目的別コラムガイドを使えます。法人・研修のほか、地域や人数の基礎を確認して相談内容を整理しましょう。