オンボーディングに謎解き|中途研修と相談の進め方

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最初に押さえたいポイント

オンボーディングに謎解きを使う企画は、中途入社者と受入側の社員が共に体験し、仕事の相談方法を話し合う機会をつくるものです。イマーシブ脱出ゲームを中途研修に組み込むための目的確認票、振り返りの進め方、施設への問い合わせ例を紹介します。

表紙はAI生成イメージです。実在する研修や導入企業を撮影した写真ではありません。

中途社員と受入側が、相談の仕方を知る共同体験に

キャリア採用で入社した人には、それまでに培った仕事の進め方があります。受入側にも、普段は説明せずに使っている言葉や判断の前提があります。共通の物語を探索する時間を設け、「どんな情報があると動けたか」「どのように助けを求めたか」を双方から聞くことを、今回の中途社員研修の目的にします。

会社のルールや相談窓口は、体験後に社内担当者から説明します。以下は、施設でのゲーム体験に会社側の対話を組み合わせる企画例です。

物語の探索を、情報共有の振り返りにつなげる

作品候補の一つは、魔王の日曜日・新宿三丁目店の「エドリンへの詩―忘れられた記憶―」です。公式作品紹介では、部屋の家具や手紙、小物を探索し、残された情報から物語を読み解く体験が案内されています。

この探索という特徴に合わせ、体験後に「自分が見つけた情報を、誰にどう伝えたか」「相手に説明してもらって理解できたことは何か」を聞く、というのが本記事の提案です。同じ場面をどう受け取ったか話すことで、会社で相談するときに欲しい情報へ話題を進めます。作品に社内制度の学習や研修講師が付属するという意味ではありません。

参加人数や希望日に合う作品を選ぶには、IMGAMEの作品一覧からエリア・体験内容を確認し、条件を照会してください。

中途入社者と受入側で埋める目的・確認票

事前に人事担当者が下表の最終列を用意し、体験後に参加者と埋めます。入社者だけに感想を求めず、受入側にも説明の仕方を振り返ってもらいましょう。担当者名の記入は社内で行い、問い合わせフォームへ組織図や社内資料を添える必要はありません。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 共通体験を、入社後の相談経路につなげる確認票

目的中途入社者に聞くこと受入側に聞くこと社内で決めること
質問の入口をつくるどんな声掛けなら質問しやすかったか質問を受けたとき、何を確認したか最初の相談先:__/連絡方法:__
説明の前提をそろえる説明に加えてほしかった情報は何か相手も知っていると考えて省いた説明はあったか用語・資料の確認先:__
相談するタイミングを決める一人で考えることと相談をどう切り替えたか声を掛けるとき、相手の状況をどう確かめたか迷ったときの相談目安:__
情報の渡し方を合わせる言葉だけでは伝わりにくかったことは何か相手が理解したか、どう確認したか依頼時に添える項目:__

相談目安は「一定時間考えても進まないとき」「判断の影響が他部署に及ぶとき」など、実際の担当業務に合わせて決めます。ゲーム内の判断をそのまま業務ルールにせず、受入部署の責任者が確認した内容を記入してください。

事前の説明、共同体験、社内の対話を分けて進める

体験前:互いの経験を尊重して班をつくる

中途入社者と、配属先の先輩や相談相手になる社員を同じ班にする案を検討します。役職や社歴だけで進行役を固定せず、本人が希望する関わり方を聞いておきましょう。前職の機密や個人的な事情を話す必要はなく、その日の体験から会話を始めます。

参加者には「互いの情報共有の仕方を知り、入社後の相談方法を決める」と目的を伝えます。脱出の成否や発言量を、そのまま人事評価に用いる進行にはしません。

体験中:作品を楽しみ、参加者同士で情報を渡す

施設の案内に従って探索し、見つけたものや気づいたことを共有します。社内担当者が見学・撮影できる前提では組まず、終了後に本人たちが覚えている場面を話す方法にします。発言回数だけに注目せず、探索や共有、傾聴といった関わり方を振り返る準備をしておきます。

体験後:場面を思い出し、仕事の確認事項へ移す

会社側が用意した場所で、一人ずつ「情報が伝わった場面」を挙げます。謎の答えを記録する必要はありません。次に、その場面で役立った説明や確認の仕方を話し、先ほどの目的・確認票を埋めます。入社者と受入側の見方が異なる場合は、どちらかを正解にせず、違いを具体的な言葉で確かめてください。

例えば「見つけた人は意味も分かっていると思い、説明を省いた」という気づきが出たとします。職場で試す案として、資料を渡すときに依頼の目的・期限・確認してほしい箇所を添える方法を検討できます。この会話例は編集上の想定です。実際に採用する方法は担当業務に合わせて決め、次の面談で使いやすかったかを聞きます。

作品を決める前に、人数・時間・参加条件を確認する

班の案ができたら、参加者と引率者の人数を分け、施設へ受入条件を照会します。複数班の場合は、同じ時間に参加できるか、開始時刻を分けるか、待機をどうするかも確認が必要です。作品の定員を足し合わせただけで、全員が同時に体験できるとは判断できません。

問い合わせには希望日とエリアを記載し、体験に使える時間や予算の目安も添えましょう。社員だけで体験したい場合は、その条件を作品ごとに確認します。体験前後の対話に使う会議室や講師についても、希望するなら提供の有無を別に確かめてください。ホラーが苦手な人がいるなど、作品選びに必要な希望も伝えます。

中途研修でのイマーシブ脱出ゲーム利用を相談する

初回の問い合わせに使える記入例

公式お問い合わせフォームには、氏名・カナ・メール・電話と備考欄があります。既存作品の社員利用を相談する場合は「テーマ予約関係」を選び、会社名と条件を備考へ記入してください。備考の上限は500文字です。以下は架空の計画を使った記入例なので、人数・日程・予算を書き換えてください。

〇〇株式会社の人事部です。中途入社者4名と受入社員4名のオンボーディングで、イマーシブ脱出ゲームの利用を検討しています。目的は、共通体験を通じて相談や情報共有の仕方を話し合うことです。希望は〇月〇日午後、または〇月〇日午前、新宿周辺です。施設での体験に使える時間は受付等を含め〇時間、予算は総額〇円を想定しています。人数に合う作品、班分けと開始時刻、社員だけで体験する条件、支払方法を教えてください。目的共有と振り返りは当社で別に行う予定です。

オンボーディングに謎解きを使うときのFAQ

中途入社者と新卒社員を同じ研修にできますか?

共同体験は一緒にする案もありますが、体験後に確認する仕事の課題は分けて整理しましょう。中途入社者には経験を踏まえた相談方法、新卒社員には配属前の疑問など、本人が確認したいことを聞いて進めます。

社内ルールもゲームの中で学べますか?

紹介した作品は、固有の物語を楽しむ脱出ゲームです。自社の制度や業務ルールが組み込まれているわけではありません。社内の相談先や正式な手順は、体験後に会社の担当者が案内します。

8人なら一つの班で体験できますか?

作品ごとに定員が異なるため、希望作品と人数を伝えて確認してください。記入例の8人を一つの班で受け入れられると示したものではありません。班分けが必要なら、時間差や待機の方法も照会します。

研修講師や振り返りの場所も手配できますか?

本記事の進行例は、会社側が目的共有と振り返りを用意する案です。講師や会議場所の提供は確認していません。必要な場合は、作品の日程・人数の相談と分けて希望を伝え、対応の可否を確認してください。

対象と目的に合わせて、研修計画を整える

中途入社者と受入社員が一緒に参加できる日程・人数を整理したら、イマーシブ脱出ゲームの利用条件を確認しましょう。作品での共同体験と、社内で話し合う時間を組み合わせて、オンボーディングの計画を具体化できます。

イマーシブ脱出ゲームの社員利用を問い合わせる