謎解き制作依頼の選び方|候補比較票と記入例

謎解き制作依頼の選び方|候補比較票と記入例謎解き制作依頼の選び方|候補比較票と記入例
最初に押さえたいポイント

謎解き制作依頼の選び方は、受け取った提案が自社の必須条件を満たすか、回答の根拠を確かめて決めます。候補比較票には「自社の条件」「候補の回答と資料」「判定」「次に確認すること」を残しましょう。未回答は不適合と決めつけず、期限を付けて保留します。この記事では、提案が集まった後に使う空欄票と架空の記入例を紹介します。

カバー画像はAI生成のイメージです。実在の制作会社や商談を撮影した写真ではありません。

比較する前に、必須条件と希望条件を分ける

必須条件は、満たせなければ今回の企画を実施できない条件です。希望条件は、満たすと望ましいものの、ほかの条件との調整ができる項目を指します。例えば「紙だけで参加できること」が必須なら、映像演出の魅力でその不足を埋めることはできません。何を必須とするかは、候補を見る前に主催者側で決めます。

同じ版の依頼条件を各候補へ渡したうえで、回答を比較してください。候補によって会場や人数の前提が違う場合は、先に回答条件をそろえます。依頼条件の整理から始めたい場合は、謎解きイベントの制作依頼と見積依頼書の記入例が使えます。

まだ候補会社が決まっていない場合は、謎解き制作会社の対応範囲と探し方から確認すると、探す工程と選ぶ工程を分けられます。本記事の比較票は、提案を受け取った後に記入するものです。

候補ごとに同じ比較票へ回答と根拠を写す

次の空欄票を候補ごとに複製します。回答欄には「対応可能」だけでなく、提案書のページ、回答メールの日付、提出された見本の名称を添えてください。まだ資料がない項目は「未回答」と記し、誰がいつまでに質問するかを決めます。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 謎解き制作の候補比較票・空欄

確認項目自社条件と必須・希望の区分候補の回答と根拠資料判定・次に確認すること
参加方法対象者・端末の使用・進め方:__
必須/希望:__
対応する方法・資料名:__判定・確認担当・期限:__
制作するもの問題・台紙・解説・進行資料など:__
必須/希望:__
含むもの・含まないもの・資料名:__判定・確認担当・期限:__
主催者の担当作業自社で担える受付・印刷・進行:__
必須/希望:__
主催者へ残る作業・資料名:__判定・確認担当・期限:__
確認と修正試し解き・原稿確認を行う時点:__
必須/希望:__
確認者・修正の進め方・資料名:__判定・確認担当・期限:__
日程と連絡体制必要な受取日・社内確認の時間:__
必須/希望:__
提出予定・連絡責任者・資料名:__判定・確認担当・期限:__
利用範囲開催場所・期間・再実施の予定:__
必須/希望:__
利用できる範囲・確認資料:__判定・確認担当・期限:__

判定は「適合」「条件付き保留」「不適合」でそろえます。適合は必須条件への対応を資料で確認できた状態、条件付き保留は回答や確認が残る状態、不適合は必須条件に対応できないと確認した状態です。希望条件の不足は別欄へ記録し、それだけで不適合とはしません。

この票は、依頼先を選ぶために編集部が作成したものです。契約書や法的な審査基準ではありません。利用範囲や責任分担の個別条件は、候補の提示資料と自社の購買・法務担当の確認に基づいて決めてください。

架空のA・B案を、同じ必須条件で比べる

以下は使い方を示す架空の例です。実在する会社の提案や、IMGAMEの提供条件を表したものではありません。主催者は、社内交流の謎解きを紙で実施し、当日の進行を社内で担当する想定です。必須条件を「端末なしで参加できる」「社内進行用の台本がある」「印刷前に確認できる」と決めています。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 候補A・候補Bの回答を比較する架空の記入例

必須条件候補Aの回答と根拠候補Bの回答と根拠項目の判定
端末なしで参加できる紙の台紙と解説で実施。提案書の参加方法欄に記載紙の台紙で実施。提案書の実施概要に記載A・Bとも適合
社内進行用の台本がある進行台本を納品。成果物一覧と見本で確認成果物一覧に台本の記載がなく、回答待ちAは適合。Bは条件付き保留
印刷前に主催者が確認できる確認用原稿を提出。工程表に確認期間の記載あり印刷前の確認用原稿を提出。工程表に確認期間の記載ありA・Bとも適合

この時点では、候補Aを費用比較へ進め、候補Bには台本の有無を同じ様式で確認します。Bの見積に司会者派遣が含まれていても、社内進行用の台本を受け取れるかは別の質問です。Bから「台本の納品には対応しない」と回答があれば今回の条件では不適合となり、「台本を含む」と資料で確認できれば適合へ変更できます。

費用の比較は、必要な成果物と業務範囲がそろってから行います。金額や追加費用を並べる方法は、謎解きの見積書比較と総額の見比べ方で詳しく扱っています。対応可能と判断しただけで、契約や発注が完了したことにはなりません。

公開サービスの説明を、具体的な共通質問へ変える

公開されているサービス案内は、質問する範囲を決める参考になります。YTEの企業向け制作案内は、謎コンテンツのみの制作から当日の運営までを案内し、映像・設営・ウェブ制作・役者などを別見積の項目例として示しています。制作という同じ言葉でも、含まれる工程を確かめる必要があることが分かります。

タカラッシュのサービス案内は、企画・制作・運営や、施設の回遊促進、企業行事などの用途を紹介しています。公開情報で用途が近いと分かっても、自社の日程や成果物への対応まで確定したわけではありません。公式案内から確認できた範囲と、個別提案で回答を求める範囲を分けましょう。

次の質問文は、各候補へ同じ条件を伝えるための編集部の例です。資料名や条件を自社のものに置き換えて使えます。回答形式をそろえると、説明の長さや提案書の見栄えに左右されず、未回答の項目を見つけやすくなります。

添付の依頼条件票をもとに、必須条件ごとの対応可否をご回答ください。対応できる項目は提案書・成果物一覧・工程表の該当箇所を、不明な項目は確認予定日をお知らせください。

あわせて、提示範囲に含まれない作業、主催者が担当する作業、原稿確認と修正の進め方、連絡責任者をご記載ください。条件を変更すれば対応できる場合は、変更が必要な内容と費用・日程への影響を分けてご回答ください。

採用理由と保留を解く条件を記録する

回答がそろったら、適合する候補の中で費用、社内工数、連絡体制を比較します。点数を付ける場合も、必須条件の未回答を高い印象点で埋めないようにしてください。採用理由には、どの条件を満たし、ほかの候補と何が違ったかを資料と結び付けて残します。

項目が見切れる場合は横にスクロールできます 選定記録の架空の記入例

記録項目候補A候補B
今回の判定必須条件は適合。費用条件の比較へ進める条件付き保留。台本の納品可否を確認する
判断の根拠成果物一覧と台本見本、工程表を確認提案書に台本の記載がなく、対応可否が未回答
次の担当と期限購買担当が見積範囲を確認。次回の選定会議まで企画担当が質問。候補と合意した回答日まで
再判断する条件成果物や提出日が変われば適合を再確認台本を含む回答資料を受領したら適合を再確認

保留には確認担当と回答期限を付け、実際の記録では具体的な日付を入れます。期限を過ぎても未回答なら、事実として「期限内に回答を確認できなかった」と残します。納期上待てないため候補から外す判断と、その会社に制作能力がないという評価は区別してください。

採用理由には「必須条件に適合し、費用と社内工数の比較から今回の体制で実施できると判断した」などと記します。比較した項目と参照資料も添えてください。納品後の検査方法は選定記録へ広げず、調達仕様書の成果物・検収条件へ引き継ぎます。

謎解き制作の依頼先選びでよくある質問

実績件数が多い会社を選べばよいですか?

件数だけで決めず、今回と近い参加方法や主催者の担当範囲を確認します。公開実績の詳しい内容が出せない場合でも、制作工程や連絡体制、提示できる見本を尋ねられます。自社の必須条件への回答を、選定の中心に置いてください。

回答が空欄の項目は不適合ですか?

空欄だけでは対応できないと判断できません。未回答として条件付き保留にし、質問する担当と回答期限を決めます。回答後に判定を更新し、待てる期限も主催者側で確認してください。

安い提案と作業を多く任せられる提案はどう比べますか?

必須条件への適合を確認した後、外注費と自社に残る作業を並べます。印刷や受付を自社で担う案では、担当者を確保できるかも判断材料です。異なる業務範囲の見積を、総額だけで同じサービスの価格差として扱わないでください。

候補が一社しかない場合も比較票を使えますか?

使えます。ほかの会社を仮に作るのではなく、自社の必須条件と一社の回答を照合します。未回答、代替案、社内で引き受ける作業を整理し、今回の条件で依頼できる根拠を残してください。

自社条件と確認したい項目を添えて相談する

相談時は、目的、対象者、開催場所、希望時期、依頼したい成果物、自社で担える作業をまとめます。まだ決めていない条件は未定とし、「紙だけで参加できるか」「社内進行用の資料を依頼できるか」など、確認したい項目を添えてください。

IMGAMEは会社紹介で、体験型施設の企画・運営、施設プロデュース、空間演出、内装施工、コンテンツ開発を案内しています。個別の制作範囲や日程への対応は案件ごとの確認事項です。IMGAMEへプロジェクトについて相談する際は、用件の「プロジェクト相談」を選び、自社の条件と相談したい内容を備考へ記載できます。

公開資料の確認日:2026年10月8日。比較票とA・Bの記入例は編集部による検討用の例であり、実際の発注実績や各社の品質順位を示すものではありません。