プロローグとエピローグの違いを比較
項目が見切れる場合は横にスクロールできます 位置・役割・内容の違い
| 比較する点 | プロローグ | エピローグ |
|---|---|---|
| 位置 | 物語のはじめ、本編への入口 | 本編のあと、物語の結び |
| 役割 | 舞台や事情を示し、先を知りたくなる問いを作る | 出来事のその後や、人物に残った変化を描く |
| 内容の例 | 事件の前に残された手紙 | 事件を経た人物が、その手紙を読み返す場面 |
Cambridge Dictionaryでも、prologueは物語等のはじめに置かれる部分、epilogueは終わりに加わる文章等として説明されています。どちらも作品ごとの構成であり、必ず用意される章ではありません。時系列が前か後かだけでなく、本編に対してどう配置されているかを見ます。出典:prologue、epilogue。
同じ手紙を使った、導入と結びの短い例
次は当記事で作った架空の物語です。どの小説・映画・体験作品の場面でもありません。
プロローグの例
出航前の船室に、差出人のない手紙が届く。「港へ戻るとき、あなたは別の名前を名乗っている」。主人公は意味が分からないまま、手紙を鞄に入れる。
この場面では、なぜ名前が変わるのかという疑問が残ります。答えをすべて説明せず、本編で確かめたいことを読者に渡す導入です。
エピローグの例
旅を終えて港へ戻った主人公が、鞄の手紙を取り出す。新しい名を書いた乗船記録を隣に置き、次は自分から誰かに手紙を書くことにする。
本編で何が起きたかはここでは省略しています。導入と同じ物が再登場しても、人物の経験によって受け取り方が変わる、という結びの例です。
序章・最終章・あとがきとは、どう違う?
「序章」はプロローグの意味で使われる場合もありますが、本編の最初の章を指すこともあります。章名だけで決めず、そこで本編の出来事が始まるのか、前提を示す場面なのかを読んで判断します。
最終章で事件や旅が決着し、その後に短いエピローグが続く構成もあります。一方、あとがきでは作者が制作の背景や謝辞を述べるなど、物語の外側から語ることがあります。登場人物のその後を描く場面とは区別して読むと分かりやすくなります。
体験作品では、物語と当日の説明を分ける
脱出ゲームやマーダーミステリーでは、開始前に人物や状況を知り、終了後に物語の続きへ触れることがあります。ただし、受付案内・安全説明・謎の解答解説が、そのままプロローグやエピローグになるとは限りません。
「本編90分」等の表示だけでは、前後の説明を含む滞在時間は分かりません。次の予定がある場合は、受付・本編・解説を分けた所要時間の見方も確認すると計画を立てやすくなります。
読む物語から、自分で手掛かりを探す物語へ
手紙や小物から人物の過去を考える体験に関心があれば、エドリンへの詩-忘れられた記憶の公式紹介を確認できます。記憶を失った状態から過去をたどる設定で、当記事の船と手紙の架空例とは別の作品です。特定の結末やエピローグの構成を紹介するものではありません。
参加条件を確認する方はエドリンの店舗・予約枠へ進めます。別の世界観を探したい方は、IMGAMEの掲載作品を見ることができます。
プロローグとエピローグについてよくある質問
両方ないと物語は成立しませんか?
両方を置く必要はありません。本編だけで始まりから結末まで描く構成もあります。
エピローグは結末のネタバレになりますか?
本編後の人物や出来事を描くため、未読の人には結末を推測できる情報になる場合があります。感想を共有するときは、作品の公開ルールと相手の読了状況に合わせましょう。
プロローグに未来の場面が出ることはありますか?
あります。物語の冒頭にあることと、作中の時系列で最も古いことは別です。本編との関係を読むと役割が分かります。
